CSSプロパティの書き順について、「こう書きなさい!」というルールはありませんし、
ホームページ制作のコーディングを自分一人が担当する場合は、正直どの順番でも関係ありません。
ですが、『ホームページの修正を依頼されたときに、適当に書いたCSSだった場合』や『複数人でコーディングを行う場合』は、今からご紹介する『CSSプロパティの書き順』は、管理がしやすい為、参考になると思います。
代表的なCSSプロパティの書き順2選
Googleが提唱している『abc順』
単純に、プロパティをa~zの順番に書くため、書き方は統一できるかと思いますが、
例えば、『position: absolute;』『top: 10px;』『left: 10px;』を書いたときに、関連性のあるプロパティが離れる為、パッと見たときに理解しづらいため、次の方法を取り入れています。
参考コード
.header {
align-items: center;
background: #f6f3f3;
display: flex;
justify-content: space-between;
left: 0;
padding: 40px 25px;
position: fixed;
top: 0;
width: 100%;
}
FireFoxでおなじみMozilaさんが提唱している『視覚順』
『要素を表示させるかどうか?→要素をどこに配置させるか?→背景色は?→文字のサイズは?』
と、イメージ的には、大きなくくりから、小さなくくりに向かっていくイメージです。
参考コード
.header {
display: flex;
justify-content: space-between;
align-items: center;
position: fixed;
top: 0;
left: 0;
width: 100%;
padding: 40px 25px;
background: #f6f3f3;
}
チートシート
.〇〇 {
display
flex
grid
justify-content
align-items
order /* 区切り線 */
position
top → right → bottom → left
z-index /* 区切り線 */
transform
overflow → overflow-x → overflow-y
visibility
table-layout
width min → max /* 区切り線 */
height min → max
margin
margin → top → right → bottom → left /* 区切り線 */
padding
padding → top → right → bottom → left
border-collapse /* 区切り線 */
border
border-width
border-style
border-color
border-radius → top-left-radius → top-right-radius → bottom-right-radius → bottom-left-radius
box-shadow
background /* 区切り線 */
background-color
background-image
background-repeat
background-position
background-size
object-fit /* 区切り線 */
object-position
opacity /* 区切り線 */
color
font /* 区切り線 */
font-weight
font-size
font-family
text-align
text-decoration
white-space
vertical-align
line-height /* 区切り線 */
letter-spacing
columns
list-style
content /* 区切り線 */
pointer-events
cursor
transition /* 区切り線 */
transition-delay
animation
}
まとめ
「細かいところを気にしすぎても、仕方ない!」
正直、cssをどんな順番で書いたとしても、デザイン通りに再現できれば、問題なしです。
それに、ホームページを制作して欲しいお客様が求めているのは、『きれいに書かれたCSSのコード』ではなく、『ホームページから得られる売上』ですよね。
これが、本質だと思います。
ガチガチに、CSSプロパティの書き順に関してのルールを決めずに、ある程度決められたルールの中で揃える。
CSSプロパティの書き順に細かくこだわらずに、本当にお客様が求めている部分に目を向ける。
とはいえ、A型の僕は、整理された書き方ではないと、気が済まないタイプの人間です。